仮想世界を題材にした漫画「ルサンチマン」
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ルサンチマン 4 (4) 花沢 健吾 定価: ¥ 530(税込) アマゾン価格: ¥ 530(税込) メーカー・出版社: 小学館 発売日: 2005-03-30 ジャンル: Book メディア: コミック 評価: ![]() |
セカンドライフという仮想世界をチラチラとやっていることもあり、同じく仮想世界を題材としているマンガ「ルサンチマン」を読みました。
すげー良かった。感動した。こんな名作もあったんだな。SFやアクション・ヒーローモノになりそうな仮想世界という題材ですが、そうではなく仮想世界に対して理想的な自分を求める、理想的な彼女を求めるといった人の持つ純粋な欲望が上手く描かれているあたりが良い感じで、特に好きな点です。
また、登場人物がどれも味があって素敵です。
主人公
現実で彼女を作ることを諦め、仮想世界で彼女を作るために、「アンリアル」という仮想世界にはまっていくリアル30歳、ハゲデブ・仮想包茎・素人童貞の主人公
ラインハルト
主人公と同じような境遇だが、「アンリアル」の中では誰もが認める英雄であり、5人の仮想彼女と暮らしている主人公の友人。
神崎
リアル世界を捨てて、「アンリアル」の中で完全に理想的な自分となって生活している「アンリアル」の開発者。
ムーン
開発者によって作られた「アンリアル」の中のオリジナルのAIで、「ルサンチマン」のヒロイン。
江原総統
「アンリアル」の中で軍隊を率いて、リアル世界の崩壊を目論む独裁者。そしてその意外すぎる正体。
長尾さん
中盤以降、大きな活躍と重要な役割をする第2のヒロイン
特にラインハルトがかっこよすぎ。もうリアルの彼はダメダメなんですが、「私にはこの世界しかありません。」といって「アンリアル」に人生を捧げる姿はある意味感動。そして非常に切ないです。漫画の中では時折、ゲームの中の絵とともに、リアルでのゲームをしている姿も描かれているわけですが、ゲームの中の理想的な姿に対して、リアルでゲームをしている現実的な姿があまりにも切なすぎて泣けてきます。
あとは「ルサンチマン」の中でも大きな意味を持ってくる「生まれてきて、ありがとう」という台詞。改めてよい言葉で、特に「ルサンチマン」を読んだ後では、この言葉を思い浮かべるだけで泣けてきます。
「マンガがあればいーのだ。」で非常に良く解説されているので、ぜひこちらも。
その世界は現実よりも現実なのだ「ルサンチマン」 花沢 健吾
【花沢健吾特集・前編】ルサンチマンをもう一度読み解く!
仮想世界モノが好きな人は当然のことながら、現実とは何だろう?仮想世界とは?と良く考える人も、ぜひ読んでみるといいと思います。
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