ハウルの動く城 - キムタクの声が想像以上に良かった

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ハウルの動く城を見てきました。まず、とにもかくにも、木村拓哉の声は想像以上に上手くて、雰囲気にもそこそこ合っていて良かった。散々ダメだろうと言っていて正直申し訳ない。逆に倍賞千恵子の声は最初からかなり違和感を感じてしまい、年寄りになったときの声は、それなりに合っているんだけど、若いときの声は、トーンが低すぎて少女らしくなくダメすぎ。こういった声を出すのが難しい役どころだけは、ちゃんと声優使ってやって欲しかった。

事前評価で出ていたキムタクの声が全然ダメという某プロデューサー談、関係者談、そして週刊誌系のネタというのがいかにいい加減かということが改めて感じられた。まあ、とはいえあくまで想像していたより良かったというだけで、純粋に良いかというとまた別だけれども。。。

以下ネタばれあり。


全体的には、最初からどうして?といった疑問・説明不足の部分が最初から最後までさまざまなところで存在していて、そこの部分が引っ張ってしまい、なかなかストーリーに見入ることができなかった。

たとえば、

  • どうして戦争してるんだろう?どこと何のために戦争しているの?(まあ、戦争なんてたいした意味無くやってるところも結構多いから、まあいいか。)
  • ハウルはなぜ戦争に参加してるんだろう?(途中でソフィーを守るためって言っていたけど、その前から戦争に参加して戦っていたしなあ)
  • こういった戦争という一応物語の中心となる構図がはっきりしていなくて、疑問のまま最後まで引っ張ってしまった。
  • 最後には王宮付きの魔法使いサリマンが「こんな馬鹿げた戦争やめましょう」って言っていたが、あんたの魔法でかなり戦争を先導していたのに、こんな簡単に辞めてしまっていいのか。
  • 他にはソフィーが、途中で白髪のまま若返ったり、年寄りに戻ったりを繰り返していて、それはなぜなんだろう。(カルシファーが契約の秘密を見破ったら魔法を解くといっていたけど、関係あるのか?)
  • かかしのカブに魔法を掛けられていた隣の国の王子は、誰にどうして魔法かけられたんだろう。
  • ハウルはどうして悪魔と契約を結んだんだろう。
  • ハウルは臆病で弱虫と言うわりには、ほとんどそういった場面はなく、結構大人でしっかりした人間じゃないか。

2時間という枠ではあまりに消化不足で不親切で説明しきれない内容になってしまった感じで、もっとたくさんな時間を使ったり、ちゃんと漫画とかで詳細なストーリー展開が描かれたりすると、しっかりと楽しめる面白い内容になりそうなだけに、そういったところが少し残念だった。3時間くらいでも全然かまわないから、ディレクターズカットとか出して、いろんなエピソードも加えつつ再構成して欲しい。

あとは、王宮から脱出する場面で、ハウル、ソフィー、マルクルに加え、魔法が使えなくなった荒野の魔女、王宮の魔女サリマンの犬ヒンがソフィーになついて付いてくるといった構図は、千と千尋の神隠しで、カオナシが千尋に付いていく構図。さらに元を辿ると、風の谷のナウシカの漫画6巻で、ナウシカに魂だけになった皇弟ミラルパが付いていくといった構図が繰り返し使われていて、よく使われているなあ。好きなシーンでもあるので、全然いいんだけど、物語の展開、アイデアレベルだと、なかなか新しいモノが生まれていないのは残念。

とはいえ、なんだかんだで想像力をかきたてられる映画ではあって、いろいろとじっくりと考えていけると楽しそうではある。それに宮崎駿だけあって、世界観は素晴らしいし、見せ方は上手いし、盛り上げるところは盛り上げるし、よくわからないけど、不思議と涙が出そうになる部分があったりと演出はさすが。加えて宮崎駿だけに、いろいろな場面で出てくるコネタも良い。ハウルの弟子マルクルの微妙な変身で「しばし待てい」とか。。。。

ハウルの少年時代で、ハウルが自分の心臓で悪魔と契約を結ぶシーンなんかは、どうして契約を結ぶことにしたのかはっきりと説明されてないけれども、なんだか非常に切なくて、物悲しい感じでした。こういうシーンの雰囲気を上手く演出できるというのは、さすがだなと感じざるをえない。

ゴチャゴチャ考えすぎてもダメだし、とはいえある程度考えないとわからない映画。もしかしたら、下手な大人より小さな子供のほうが純粋に楽しむことができるかもしれない。少なくてもスチームボーイなんかと比べると全然楽しむことができて、見る価値はあるとは思う。もう一度じっくりと時間があったら、見てみたいと思える作品でした。


追記

一応2chのスレを見てみたら、識者が解説してくれていて、わからなかった部分も結構納得。ある程度原作読んで理解しておかないと、説明されていない部分はわからないかもしれない。
ハウルの動く城 その15
ハウルの動く城 その16

13 名前:前スレのまとめ1[sage] 投稿日:04/11/20(土) 21:55:16 ID:64mZYz29
Q.ハウルは最初町で会った女の子だってことを
ばあちゃんになったソフィーが城に入ったときは気づいてたんでしょうか?

A.最初に街で見たときにソフィーが流れ星(カルシファー)とぶつかったときに
会った女性だと気づいていた、と思う。

城に入ったときには複雑な魔法がかかってるね、とかカブを見て言っていたぐらいだから
ソフィーのことにも気づいていたけどお年寄りになってしまった女性に
解けないかもしれない魔法にかかったことを指摘できなかったってことだと思うけどねオレは。


Q.ソフィーがババァになったり若返ったりするのはなんで

A.原作に、呪いはとっくに解けてるのに
ソフィーが自分で自分を縛っているから元に戻らないみたいな発言があった。

実はソフィーは魔法の力を持っていて、ハウルは実際にソフィーの呪いを解こうとしているのだが、
ソフィーの力が遮って解けない。
ソフィーは自ら老人化することを無意識の内に望んでいるから。
原作ではその描写が明確にあるが、こんほ映画ではなされていない。
老人化したり、若返ったりするのはソフィーの精神の揺らぎから。
ハウルへの愛が強いソフィーは若いが、自らが長女であり、
美しくはないと人生に絶望している時のソフィーは老人。


Q.城を一回崩してまた建てるのはなんで(軽量モードにしたんか?)

A.空中で戦っているハウルを見たらその場に行きたくなり、城を再び動かそうとした。


15 名前:名無シネマ@上映中[sage] 投稿日:04/11/20(土) 21:55:36 ID:NV7lYsDt
前スレ741様の解説。

実はソフィーは魔法の力を持っていて、ハウルは実際にソフィーの呪いを解こうとしているのだが、ソフィーの力が遮って解けない。
ソフィーは自ら老人化することを無意識の内に望んでいるから。原作ではその描写が明確にあるが、こんほ映画ではなされていない。
老人化したり、若返ったりするのはソフィーの精神の揺らぎから。ハウルへの愛が強いソフィーは若いが、自らが長女であり、美しくはないと人生に絶望している時のソフィーは老人。
臆病なハウルはソフィーのために戦っている。ハウルが師匠に会いに行った時から、ハウルはこの戦いを決意していて
最後までソフィーやマルクルを守るために戦い続けた。
自分達がいるから、ハウルは戦い続けるとソフィーは考え、ハウルを守るために自分達が篭城している城そのものを破壊しようと思った。
だけど、その後空中で戦っているハウルを見たらその場に行きたくなり、城を再び動かそうとした。
過去への移動は色々と考えられるけど、ソフィーの魔法とドアの魔法が融合した結果だったのかもしれない。
最も、原作では黒い扉は特殊な場所に通じていて、魔法のない現実世界に通じるものとして存在していたが、今回の映画内では黒い扉は戦地に通じている可能性が高かった。
それが、最終的にはハウルの過去へと通じることになったのかもしれない。
最後のサリマンの心変わりは、ソフィーの魔法によって心臓を取り戻し、幸せになっている昔の弟子の姿を見て自ら行っている戦争行為が馬鹿らしくなったのではないかと推察
原作ではかなりハウルの事が分かっているいい人の設定だったから。実は動物化していくハウルを助けようとしていたのかもしれない。


16 名前:前スレのまとめ2[sage] 投稿日:04/11/20(土) 21:56:17 ID:64mZYz29
Q.臆病なはずのハウルがばりばり戦ってるのはなんで

A.臆病なハウルはソフィーのために戦っている。
ハウルが師匠に会いに行った時から、ハウルはこの戦いを決意していて
最後までソフィーやマルクルを守るために戦い続けた。
自分達がいるから、ハウルは戦い続けるとソフィーは考え、
ハウルを守るために自分達が篭城している城そのものを破壊しようと思った。


Q.なんで戦争やめる気になったの?

A.最後のサリマンの心変わりは、ソフィーの魔法によって心臓を取り戻し、
幸せになっている昔の弟子の姿を見て
自ら行っている戦争行為が馬鹿らしくなったのではないかと推察
原作ではかなりハウルの事が分かっているいい人の設定だったから。
実は動物化していくハウルを助けようとしていたのかもしれない。


Q.突如過去に行ったりするのはなんで?
最後の扉をくぐってから帰ってくるまでの
エピソードが実体なのかどうか分からんかった。

A.過去への移動は色々と考えられるけど、
ソフィーの魔法とドアの魔法が融合した結果だったのかもしれない。
最も、原作では黒い扉は特殊な場所に通じていて、
魔法のない現実世界に通じるものとして存在していたが、
今回の映画内では黒い扉は戦地に通じている可能性が高かった。
それが、最終的にはハウルの過去へと通じることになったのかもしれない。


20 名前:前スレのまとめ3[sage] 投稿日:04/11/20(土) 21:57:15 ID:64mZYz29
Q.つーかカルシファーとハウルの契約の心臓はいつ沸いてきたんだ?

A.はじめにカルシファー動かすあたりで炎の根元に肉の塊みたいなのあるよ。


Q.なんで呪いかけられたの?

A.荒地の魔女とは、昔ハウルがちょっかい出したって映画では言ってるけど
原作では昔、付き合っていたってことになっている。
それで、ハウルの方が逃げてしまって別れたことになっている
荒地の魔女がソフィーに呪いをかけたのは、ハウルの大切な人間だと勘違いしたから
また、空中散歩するハウルとソフィーが恋人のように見えて嫉妬していたのかもしれない。


Q.あの、強引にも思えた大団円は駿のオリジナル?原作どうり?
続編ではソフィーはハウルの妻になってるそうだけど

A.ぜんぜん別物。
ただし原作も急展開&強引


Q.てか過去のシーンて意味あったの??

A.過去のシーンは惚れた何だ以前にカルシファーとハウルが契約していることを
ソフィーに気づかせる重要なシーンじゃない?
原作では落ちてくる流星を見て可哀想に思ったハウルが、
流星の一つに心臓を分け与えるシーンだからね。
あれが分からなければソフィーはカルシファーがハウルの心臓だってことにも気づかなかったし、
命を与えることもできなかったと考える。


21 名前:前スレのまとめ4[sage] 投稿日:04/11/20(土) 21:58:20 ID:64mZYz29
Q.ソフィーがネバネバを染み出していくハウルに激昂するシーンがあったでしょ。
あそこの感情の流れだけは引っかかるんだよね。

A.あのシーンはハウルが自らが美しくなければしょうがないっていうシーンで
それじゃあ私はどうなるんだ的な怒りじゃないか?
その後、始めて老人になった現実を感じて涙がこみ上げてきたのではないのかと思った。
ソフィーはもともと長女であるということにコンプレックスを持っていて、
しかも妹がとびきりの美人で自分は地味でつまらない一生を送るんだと思い込んでいる少女だったから
色々な意味で自信はなかったんだろうな。


Q.ハウルとルシファーの契約って具体的になんだったの?

A.ハウルは落ちて死んでいく流星達がかわいそうだと思って心臓を与えた。
カルシファーはその代わり生きながらえることができ、ハウルは莫大な魔力を持つことができた。
その代わり、ハウルは心を失い他人を本当に愛することができなくなった。
ハウルが契約して、心臓を渡す瞬間、最後に一目惚れした女性がソフィーってことになっていて
それが心を失った後でもついて回ったんだと思われる。
最後ハウルは心臓を取り戻し、ソフィーと結婚したんだろうな。

契約のシーンは原作で説明されている。お師匠さまの魔法で過去も覗き見る。
原作のハウルはかなり軟派で女性を自分に惚れさせては一方的に振る人間だったから
それで真実の愛を求めてたんだけど、何か知らないうちにソフィーを好きになっていた。
映画では、宮崎駿がより分かりやすい解釈として、
過去のハウルとソフィーの出会いを作ったのではないかと。


24 名前:前スレのまとめ5[sage] 投稿日:04/11/20(土) 21:59:37 ID:64mZYz29
Q.火ルシファーはもとからあんな風に喋れたの?
最後、流星に戻ってからも喋りまくりだったけど、
だとしたらルシファーーが契約によって得ていたものって何?

A.流星の時も少しは話せるんだけど、流星の子は生まれたらすぐ死んでしまう
ハウルは自らの心臓を渡すことによってカルシファーを助けたんだけど、
暖炉に縛り付けることになってしまった。
最後はソフィーが「あなたはこれから千年も長生きしますように」って魔法をかけることによって
カルシファーは命を与えられることができ、心臓がなくても自由になれた。
言い忘れたけど、ソフィーの魔法は無機物に命を与えることができるってものだから。
映画では説明されてなかったけど、かかしもソフィーに話しかけられてから
始めて動けるようになっていたのね。


Q.カカシ=王子っていうちょっと無理矢理なオチはオリジナルかな

A.原作では、犬がキングズベリーの王弟殿下と宮廷つき魔法使いサリマンのいらない部品のミックス
荒地の魔女は王弟とサリマン(原作では男)のかっこいいところを寄せ集めた上で
ハウルの頭を乗っけようとした。
案山子はサリマンが自分の魔力を封じ込めた使い魔。


とりあえず適当にまとめてみた。

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コメント (1)

pinta    2004年12月10日 01:38

ハウルはいつ、どんな呪いをかけられたの?

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