座頭市

座頭市
好きな北野武作品ということもあり、カイチェン( ・ω・)ノ―――@エイギョウ: 座頭市(見た後)ということもあり見てみました。

見終わった大きな感想としては、良くできた2時間スペシャルの時代劇かな。
(水戸黄門とか暴れん坊将軍とかのレギュラー時代劇のスペシャルというわけではなくて・・・)
特に目新しいわけでもなく、王道の時代劇。
ここまで大きく評判になる映画ではないし、興行的にも成功する映画ではないんじゃないかなというのが一番の感想。

それでも、やはりヴェネチア映画祭で銀獅子賞を取れたのは、時代劇という日本文化の面白さと、北野武監督ということが大きいな。とはいえ、黒澤監督の「乱」とか「影武者」いった映画ほどの面白さ、衝撃もないわけで、どうしてあれだけ受けたのかはやはり不思議。

北野武って、大きな起伏があるストーリーよりも、淡々と流れていくストーリーを作るのがうまいと感じていて、そういう北野武の淡々と流れていくストーリーの中での悲しさや面白さの表現がいい。あとは、やはり、ストーリーを作って組み立てるのは苦手な感じで、ひとつの場面を作るのはうまいなとつくづく感じた。

今回のエンターテインメントに徹したという座頭市では、例えば笑いを撮る場面では、笑いを撮るぞ!ってすごく力が入ってしまっていたような感じで、それはそれで面白いんだけど、どこかうまくはまっていなくて、これまで以上に、そういう部分にちょっと違和感を感じてしまった。
エンターテインメント性を重視したものの、苦手なストーリーの起伏作りがやっぱり苦手なままで終わってしまった感じだった。
そういう意味では、うまく自然の流れの中で笑いとか悲しみを作り出している踊る大走査線なんかは、エンターテインメントとしてはうまくストーリーを作ってるなと感じずにはいられない。

とはいえ、やはりタップダンスとか殺陣とかその他いろいろ、ひとつの場面だけ見るとやはり良くできているので、まあ、それだけでいいんじゃないのかと。

まあ、なんだかんだいっても、銀獅子賞とって、すでに日本での興行もかなりいいところまでいっていて、それはそれで、マーケティングの勝ちヽ(´ー`)ノ

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